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世界初のバリアフリー概念の世界確立

バリアフリーの概念はいつごろ発生したのでしょうか。これについては、やはり知識の宝庫であるウイキペディアが大いに役に立てくれることでしょう。世界史上初めてといっていいバリアフリーに関しての専門会議が開かれたのは1976年6月のことでした。そして、国連障害者生活環境専門家会議の報告書『バリアフリーデザイン』によって、広く知られるようになったことが記されています。現在が2011年ですから、ちょうど35年前になります。ですから歴史的には、さほど古くはないですね。日本でも、2000年にTBS系ドラマで、障害者と健常者とのラブストーリーを通して、バリアフリーの概念を描いた番組が評判を生むこととなり、一躍広まるようになりました。さらに1982年には国連で、「障害者に関する世界行動計画」が採択、その5年後、イタリアで障害者の権利を守る国際条約が国連に提案されたのを機に、各国が同条約を取り交わすようになりました。2006年になって、ようやく国連総会で、これぞ世界条約と言える障害者の権利を守る国際条約が採択されることとなりました。世界初の専門会議が開かれてから30年後のことでした。実は、日本では、国際専門会議が開かれるよりも数年早く、仙台市で日本発とも言える取り組みが行われていたのです。「福祉の街つくり市民のつどい」が開かれたのに端を発して、全国各地で、同等の運動が展開されるようになりました。こうした市民運動に押されるように、国土交通省(前・建設省)から高齢者やベビーカー、障害者など、社会的弱者が安全に通行できるようにとの通達が発布されたものの、政府が本格的に重い腰を上げて、バリアフリーに取り組みだしたのは、1990年にアメリカでADA「(障がいをもつアメリカ人法)」が制定されて後のことでした。