道路の現状
国土交通省では、バリアフリーに関しての基本構想を打ち出している他、首都圏を中心に地域での基本理念を公表しているようですが、実際に町へ出てみると、大変厳しいものを感じます。特に地方にいくに従って、状況はあまり改善されていない様子もうかがえます。たとえば、車椅子で通るには狭すぎる道路、車の往来はかなり激しいにも関わらずガードレールさえない箇所もあります。信号機は、雨天でも見やすいようにとシンボルに変っているものもありますが、盲人には判別できません。さらに歩道と道路との段差、歩道橋の段差、など危険で使いにくい道路は、まだまだ多いのが現状です。その一方で、歩道橋の真ん中に、盲人用のプレート(黄色の板)が設置され、道しるべにしやすいといった機能は徐々に増えつつあります。障害者や高齢者の立場にたって、意識してみない限り、こうした問題点は発見しにくいということがあると想います。また気がついたところで、どこへ訴えたらいいのかわからないといった問題もあると想います。バリアフリー化を推進するためのNPO団体などもあるようです。自治体で問い合わせれば教えてくれるはずですが、こうした支援団体の存在を内外へ公表し、明示していく事も重要ですね。最近問題になった放置自転車や違反駐車も、道路の危険と使いにくさを増加している要因のひとつです。歩道のほとんどのスペースを占める自転車のために、盲人や障害者のみならず、全く問題のない健常者も、不便さを感じるしまつです。道路整備や体制つくりと同時に、意識改革も必要です。
